まこブログ

我が家の猫、読書、料理の話題を中心に投稿します。

7月読んだ本まとめ

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1339
ナイス数:296

真夜中の子供真夜中の子供感想
中洲に育てられた少年の成長、少年に関わる中洲の人たち、様々な側面にスポットが当てられ、どこか現実味を感じる物語だった。少年の母親にも事情があるのだろうが、最後に少年が母親にとった行動が何とも切ない。結末は希望を感じさせるものだったが、それは少年にとっていかほどのものだろうか…。実際の中洲も山笠も知らないが、魅力的に描かれており、訪ねたくなった。
読了日:07月05日 著者:辻 仁成
ギケイキ: 千年の流転 (河出文庫)ギケイキ: 千年の流転 (河出文庫)感想
なんとなく堅苦しそうな先入観でスルーしていたのですが、読んで見たらこりゃ楽しい。こんなにリズミカルでおしゃれでそして笑える古典の現代語訳ってあるんですね。この手の作品て知らないだけで他にもあるんでしょうか。最後の解説を読むと面白さというか作家のセンスの成せる技かと納得、感心です。続巻が単行本で出ているのは知ってますが、文庫で気ままなペースでニタニタ読むのが向いている作品だと思うので続きもノンビリ待つとします。久しぶりにオモロイって人に薦めた一冊です。
読了日:07月19日 著者:町田 康
下町ロケット ゴースト下町ロケット ゴースト感想
安定の下町ロケットシリーズ。面白いんだけど展開に慣れてきた感はある。
読了日:07月27日 著者:池井戸 潤
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)感想
少年と同じ小学4年の頃、彼の半分でも自分の気持ちを言葉に出来ていたらなぁと憧れや後悔に似た感慨に浸りつつ読み進めた。この頃はあまり楽しい思い出ないのだけれども、思い起こせば、何だか懐かしくもあり切なくも感じる。この物語を読んだからかな。こういうのをノンビリ読書するのはとても贅沢なことだと思う。
読了日:07月31日 著者:森見 登美彦

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