まこブログ

我が家の猫、読書、料理の話題を中心に投稿します。

2月読んだ本まとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1292
ナイス数:374

フーガはユーガフーガはユーガ感想
ハードなテーマを織り交ぜながらもテンポよくまとめるエンタメ文芸の第一人者的なイメージを持つ作家さんだったけど、今回はちょっと物足りなかったなぁ。
読了日:02月20日 著者:伊坂 幸太郎
ある男ある男感想
大海原をいろんな船に乗り変えながらあてのない漂流を続けるような物語。気が重たくなる話題が多かったけど、最後の母子の会話が泣ける。読書って良いよね。視野が広くなった気にさせてくれる一冊。
読了日:02月14日 著者:平野 啓一郎
ひとひと感想
主人公の境遇のせいか、読んでる最中はずっと涙もろい状態だった。主人公に幸あれ!と応援したくなる読後感でヒトに薦めたい一冊。 しかし、誠実で素直な主人公の視点から見た嫌だと感じる人って自分自身だなぁと…。これからでも遅くないと信じて改めたい。
読了日:02月06日 著者:小野寺 史宜
生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)感想
生きてさえいれば、ですよね。辛い時ってなかなかこの境地に立てないのだろうけど。。。
読了日:02月04日 著者:小坂 流加

読書メーター

1月読んだ本まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1259
ナイス数:119

トラペジウムトラペジウム感想
評判良さそうだったので読みました。描写やセリフがお洒落ですね。終盤が駆け足すぎたのはちょっと残念。
読了日:01月29日 著者:高山 一実
徳川家康(12) 華厳の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(12) 華厳の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.137 人生は在る意味ではおびえあった人間同士の対立で勝利者とはその怯えを見せぬもの謂であった p.415 少しでもおごりを尽くしていると思うと、いつかそれが心の負い目となって大きな自信を失っていく
読了日:01月18日 著者:山岡 荘八
希望荘 (文春文庫 み 17-14)希望荘 (文春文庫 み 17-14)感想
シリーズ物っぽいなと読んでいる途中で気づきましたが、前作知らなくても楽しめました。311とそこから数ヶ月の描写は当時の自身も振り返るきっかけとなり感慨深い。これまであまり読まない作家さんだったけど、このシリーズには興味が湧きそうです。
読了日:01月05日 著者:宮部 みゆき

読書メーター

12月読んだ本まとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2139
ナイス数:147

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術感想
伝えたい言葉はあるか。わが存在をかけてこのプレゼンをする。動いてもらってなんぼ。正しいことを言うだけでは、相手は動かない。根回しだってアフターフォローだって必要ならばやる。相手が動くためにできることをすべてやりきる。そのための時間を惜しまない。1分に凝縮させる果てない熱意が大切なんだな。想いを感じる一冊。
読了日:12月17日 著者:伊藤 羊一
徳川家康(10) 無相門の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(10) 無相門の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.211 いかに戦が日常茶飯事のごとく繰り返されている時代であるとは言え、いざ合戦となるとそれはその度に生命に関わることなのだ。それだけに作戦評定の最後はいつも煽動の巧拙にかかって来る。何彼と言えば幸先が良いとか縁起が良いとかもう勝ったとか様々な事象を捉えて、それを暗示とし臆する心を封じてゆく。 p.295 片がつくと仕事がなくなる。人間じっとしているのは辛いもの。 p.377 真に天下を扱うほどの者ならば目の前の人を相手にすべきでない。天を相手にすべき。
読了日:12月17日 著者:山岡 荘八
徳川家康(11) (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(11) (山岡荘八歴史文庫)感想
p.23 自分が怖ろしい時は、必ず相手も怖ろしいのだ。が、気性の優れた者はその怖ろしさを相手に見せぬ。それゆえ相手はこっちの怖さを見抜けず、これは自分よりもはるかに大胆な立派なものと思い込んで感心もし頼りにもする。我慢の強い者が早く怖さを知らぬ勝れた大将になる。 p.119 大将は敬われているようで、その実絶えず落ち度を探されている。恐れられているようで侮られ、親しまれているようで疎んじられ、好かれているようで憎まれている。家来は惚れさせねばらなぬ。心服とも言う。心服は事理を超えたところから生まれて来る。
読了日:12月17日 著者:山岡 荘八
信長の原理信長の原理感想
「光秀の定理」といい、今回も切り口が面白い。秀吉が光秀と信長の欠点として理屈にこだわりすぎるとし、勝機を見出そうとする記載があったのも頷ける。強い組織を追い求める信長に天道を提示するのは分かるけど少しあっさりすぎた感が…。「秀吉の…」「家康の…」とこの著者独特の切り口でシリーズ化、期待します。
読了日:12月28日 著者:垣根 涼介
道をひらく道をひらく感想
読むたびに印象に残る頁が変わるのは、その時々の自分が抱えている問題が関係しているのだろう。これからも折に触れて読み返したい一冊。
読了日:12月30日 著者:松下 幸之助

読書メーター

11月読んだ本まとめ

11月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2324
ナイス数:101

徳川家康(6) 燃える土の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(6) 燃える土の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.271 兵を動かす以上は必勝の備えで動かせ(信玄) p.288 殺すものは殺される。生かすものは生かされる p.295 神はみずから助くるものを助くるのである。運命などいかなる場合にも試して良いものではなかった。絶えざる用意、絶えざる精進、堪忍に堪忍を重ねて、ただそれに徹する以外に道はなかったのだ
読了日:11月05日 著者:山岡 荘八
徳川家康(7) 颶風の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(7) 颶風の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.142 家康の観察によれば、古来から現在まで戦に負けた方が滅んでゆくのは当然ながら勝った方もまた遠からず破滅を掴み取っているのであった。勝利と有頂天とは避けがたい人間の習癖らしい。 P.153 堪忍ほど我が身を守ってくれる楯はない。誰にも出来る堪忍のことではない。誰にも出来ないほどの堪忍をじっと育ててゆかねばならぬ。
読了日:11月05日 著者:山岡 荘八
徳川家康(8) 心火の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(8) 心火の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.151 人間にはおよそ四つの面があり、その二つは欠点。あと二つが美点であれば上々の人間で、欠点三に美点一のものが多いが、一の美点もない人間も存在せず、それは対者が発見の努力を怠っている。人と人との争いはその欠点の衝突に始まり、人と人との和合は美点のふれ合うところに生まれる。 p.271 人を動かしたと言うことと頼れると言うことは別物。動かされた人が動かされた事に悦びを感ずるとは限るまい。 p.402 武という文字は戈を止めると書いてる。自分の下で安らかに暮らすものが多ければ、行く末は我が勝利。
読了日:11月05日 著者:山岡 荘八
徳川家康(9) 碧雲の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(9) 碧雲の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.340 自己主張を持ったものを戦国武士の中では「骨ある者」とし、立派な「男」として賛美した p.343 理を説き、利を与えて動く者はいささかも怖くはない。が、その何れも取ろうとせず、遮二無二意地を貫こうとする者ほど厄介なものが又とあろうか p.351 人それぞれが思想と行動に規準を持ち得ず、右往左往する時代を乱世という。乱世の人間の自己主張はいつも悲しい意地比べに落ちてゆく。
読了日:11月14日 著者:山岡 荘八
思い出が消えないうちに思い出が消えないうちに感想
シリーズ3作目、映画も見たし、もうお腹いっぱいと思いながらも読むとまぁうるっときます。一期一会、一所懸命って事かなぁ。
読了日:11月21日 著者:川口俊和

読書メーター

10月読んだ本まとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:1
読んだページ数:384
ナイス数:107

下町ロケット ヤタガラス下町ロケット ヤタガラス感想
前編からモヤモヤを引っ張った割に爽快感はなかった。が、目先のビジネスではなく志をとったシーンは良かった。打算で大勢が決する事も少なくない現実社会を生きる者にとっては眩しすぎるかも。けど、たまにはお日様の下を歩きたいよね。
読了日:10月19日 著者:池井戸 潤

読書メーター

9月読んだ本まとめ

9月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1506
ナイス数:58

徳川家康(3) 朝露の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(3) 朝露の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.52 雪斎「重荷が人をつくる。身軽足軽では人は出来ぬ。」 p.247 孫子「戦いを好むものは滅ぶ」 藤吉郎も登場。桶狭間を迎え、いよいよ物語が大きく動き出す。
読了日:09月15日 著者:山岡 荘八
徳川家康(4) 葦かびの巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(4) 葦かびの巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.55「厭離穢土 欣求浄土」戦国の世は武士が自分の欲の為に戦い国土が穢れる。その穢土をいとい離れ、永遠に平和な浄土を求め、それを成すのが役目。p.184 信長の賞、勇を上におく。p.238 於大「み仏に勝てるものは一つもなく、その道を踏まねば必ず破れる」「きびしくみ仏の道を踏んで勝ちなされ」p.263 於大「他を呪わずに許すものだけが、眼に見えない大きなものに許されてゆく」
読了日:09月15日 著者:山岡 荘八
徳川家康(5) うず潮の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(5) うず潮の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
78頁 殺す者は殺される…それが避けがたい現実である限り、その死にどんな心境で立ち向かうか。 135頁 いったんわが家を出るとどこの山野に屍をさらすかわからぬ男たち。したがって男の武装は死装束でもあった。
読了日:09月19日 著者:山岡 荘八

読書メーター

8月読んだ本まとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2135
ナイス数:174

強く生きていくために あなたに伝えたいこと強く生きていくために あなたに伝えたいこと感想
パラパラと流し読めますが、共感を覚えるメッセージが多くためになりました。自分の軸をどこに置くのか、バランス感覚とメリハリの重要さを改めて感じました。
読了日:08月03日 著者:野々村 友紀子
震える牛震える牛感想
読みごたえのあるミステリーでした。食肉加工品をはじめ、日頃食べるものにはもうちょっと気を使おうと思いました。街の風景が同じになり、また壊れていくというのも人口減少社会の中、子供の将来を案じます。
読了日:08月04日 著者:相場 英雄
STEINS;GATE0 -シュタインズ・ゲート ゼロ- 亡失流転のソリチュード 上 (角川スニーカー文庫)STEINS;GATE0 -シュタインズ・ゲート ゼロ- 亡失流転のソリチュード 上 (角川スニーカー文庫)
読了日:08月10日 著者:浜崎 達也
できる人は必ず持っている一流の気くばり力 (単行本)できる人は必ず持っている一流の気くばり力 (単行本)感想
読むとそうそうって思うけど、なかなか実践が追いつかないってのがこの手の本。巻末の「アンテナ感度」チェックは同僚や身近な人にお願いしてみようかな。
読了日:08月19日 著者:安田 正
徳川家康(1) 出世乱離の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(1) 出世乱離の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
p.440「あとがき」より 戦いのない世界を作るために文明が改められなくてはならず、文明が改められるには、その背景となるべき哲学の誕生がなければならない。新しい哲学によって人間革命が成し遂げられ、その革命された人間によって社会や政治や経済が、改められた時にはじめて原始科学は「平和」な次代の人類の文化財に変わってゆく…そう夢想する作者が「徳川家康」に仮託して人間革命の可能の限界を描こうとして気負っているというのがこの小説の裏の打明け話である。 昭和25年4月から足かけ18年、17,482枚をかけた小説だ。
読了日:08月23日 著者:山岡 荘八
徳川家康(2) 獅子の座の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(2) 獅子の座の巻 (山岡荘八歴史文庫)感想
国家には「食…たべもの」「兵…武備」「信…人々の信じあい」が必要。3つが揃えられない場合「信」をとる。信じあえるがゆえ人間、人間が作っているゆえ国、「信」がなければ獣の世界。雪斎と竹千代の問答が印象的。信長の揶揄癖と口の悪さに思わぬ敵を作りそうだと心配する濃姫もこれまた印象的。
読了日:08月31日 著者:山岡 荘八

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