まこブログ

我が家の猫、読書、料理の話題を中心に投稿します。

5月読んだ本まとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2605
ナイス数:387

雪冤 (角川文庫)雪冤 (角川文庫)感想
「死刑」「冤罪」をキーに登場人物が過去と向き合う描写、最後まで真相が掴めない緊張感のある展開は読み応え十分でした。読み終えちゃうとちょっと強引かとも…。 本編とはあまり関係ないが「信じる事で思考停止に陥る~」って言い回しが出てくるけど、年を重ねて得る教養や常識による価値観も当てにならないのかも。
読了日:05月29日 著者:大門 剛明
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)感想
2章までは医療ミステリー、3章はSFかと。続きが気になる面白い作品でした。
読了日:05月24日 著者:岩木 一麻
イモータル (中公文庫)イモータル (中公文庫)感想
とても難しい本だった。物語を正しく理解できた自信は全くない。しかし、「知慧の書」に携わった人たちの物語を通し、今をどう生きるかを感じた。登場人物たちが皆、葛藤しているが、自分なりに答えを見つけていた。「悩むな、考えろ、いや、感じろ」そんな強いメッセージを持った一冊かな。
読了日:05月19日 著者:萩 耿介
異人たちの館 (文春文庫)異人たちの館 (文春文庫)感想
結構なボリュームですが最後まで結末が読めずに楽しく読めました。ミステリーてんこ盛りだけど、破綻せず収束されているので読み応えがあります。
読了日:05月13日 著者:折原 一
そして、バトンは渡されたそして、バトンは渡された感想
善人ばかりが登場するこの手のピュアものはシラけちゃうタイプですが、何故か本作は気持ちの良い読後感です。
読了日:05月08日 著者:瀬尾 まいこ
第四権力 巨大メディアの罪 (講談社文庫)第四権力 巨大メディアの罪 (講談社文庫)感想
初めての高杉作品。マスコミの業界事情を知った風に読み進められるので面白かったのですが、主人公は随分お気楽な立場で共感は難しい。ぶん投げたような結末は、混沌とした現代社会と同様に問題が複雑になりすぎて、簡単に着地点を描けないという視点で見るとこれはこれで現実感がある描写か。
読了日:05月04日 著者:高杉 良

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