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まこブログ

我が家の猫、読書、料理の話題を中心に投稿します。

2016年読んだ本ベスト5

2016年に読んだ本は67冊でした。特に良かったものを。


世界の果てのこどもたち世界の果てのこどもたち中脇初枝
それぞれの国の立場、正義の元に争いは起こるがその傷跡は計り知れないものだ。家族を守るため、酷ければ保身で人を傷つけてしまう己を改めて見つめ直すきっかけとなる作品となった。 

徳川家康(26) 立命往生の巻 (山岡荘八歴史文庫)徳川家康(26) 立命往生の巻 (山岡荘八歴史文庫)山岡荘八
山岡荘八が後書きで現世の泰平について触れているが、これが記された昭和42年から50年ほど経った今では道はさらに険しくなったと感じる。全26巻を通じ、自分自身への厳しさと忍耐強さが伴わなければ、人に思いを伝えることは困難だと覚悟が必要というメッセージを感じた。

祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)東野圭吾
ここ最近読んだ東野圭吾作品の中では頭一つ抜けた読み応え。結末自体はやりきれない気持ちが残るが真実に向かう過程が丁寧かつ面白い。また登場人物の心理描写にも共感でき、最後まで一気に読み進められた。共感できるからやりきれなさも感じるわけだけど…。あと、著者は原発に対し一家言あるのですね。

三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40)三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40)吉川英治
玄徳の死後、蜀を一身で背負った孔明。7巻、8巻はそんな彼の心情が描かれており、これまでの紙芝居的な本作品への印象が大きく変わりました。また、孔明死後のまとめ方にも納得がいき、この本を手に取ったことを幸運に思います。

罪の声罪の声塩田武士
序盤はどうも煮え切らない感じで読みつかれたが、ひとつずつ真相解明へとピースがそろっていくような展開で、気付いたら興味深く読んでました。犯罪の動機、そして巻き込まれた子供たちを思うと辛い。この物語のように、せめて時効を迎えた犯人には、永遠の十字架を背負っていてほしいが、実際はどうなんだろうか。

直近で読んだ本が一番印象深くなってしまうものかもしれないが、「罪の声」はなんとなく書店で手を取った本で、読み始めと終わりで全く評価が変わった一冊。

ちょっと最後が綺麗にまとめすぎた感があるけど、そこまでの過程がこの作品の醍醐味でしょう。本屋大賞は取れないだろうけど、ノミネート作品ということで、しばらくは本屋で見かけることも多いのでは。私はオススメします。