まこブログ

我が家の猫、読書、料理の話題を中心に投稿します。

3月読んだ本まとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2156
ナイス数:281

たゆたえども沈まずたゆたえども沈まず感想
ゴッホ印象派と言われる画家に興味を持った。美術館に行く時には今までは異なる視点で楽しめそうだ。芸術家や日本を出て活躍する日本人の苦悩を感じさせてくれた。
読了日:03月08日 著者:原田 マハ
さざなみのよるさざなみのよる感想
NetGalleyにて。この作品の様にヒトとヒトが繋がっているのであれば最期を迎えるとき希望が持てます。木皿さんだからこそ説得力のある作品かもしれません。
読了日:03月12日 著者:木皿 泉
星の子星の子感想
信じるモノ、信じたいモノってどういうことなんだろうなと考えさせられた作品
読了日:03月13日 著者:今村夏子
崩れる脳を抱きしめて崩れる脳を抱きしめて感想
好きな人は好きなんじゃないでしょうか。自分は出木杉で白けちゃうけど
読了日:03月15日 著者:知念 実希人
キラキラ共和国キラキラ共和国感想
キライじゃないけど本屋大賞にノミネートされるのは少し違和感あります。シリーズとしては今後も楽しみです。
読了日:03月17日 著者:小川 糸
本のエンドロール本のエンドロール感想
よく取材されており各工程の細やかな作業の描写に感心しました。出版社の編集さんが随分わがままな書かれ方をされていますが、生みの苦しみと闘う作家に寄り添うのも大変な事です。各持場でベストを尽くし「良かった」と思える瞬間を少しでも増やしたいですね。前向きになれる良い作品でした。
読了日:03月28日 著者:安藤 祐介
百貨の魔法百貨の魔法感想
善意、好意があふれでた純度の高い物語。自分には眩しすぎた…。
読了日:03月30日 著者:村山 早紀

読書メーター

2月読んだ本まとめ

2月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1429
ナイス数:279

かがみの孤城かがみの孤城感想
子供をもつ親、子供たちにも薦められる良い物語。主人公たちの葛藤は共感を覚えるし、救いの手を差し出したフリースクールの先生もよく考えらえていて感心しました。辻村さんの作品の中で一番好き。まだ2月だけど、早くも今年のベストに巡り合ったのかも。
読了日:02月10日 著者:辻村 深月
AX アックスAX アックス感想
殺し屋たちのエンタメ作品を書かせたら面白いこと間違いない作家。今回は家族との接点、父親としての視点が良いスパイスになっており、切なさも感じさせてくれました。この内容を300頁足らずで長編にせず読ませてくれるところが流石です。
読了日:02月18日 著者:伊坂 幸太郎
盤上の向日葵盤上の向日葵感想
最期に向日葵が見えたのは盤上ではなかった…。主人公の生い立ちを丁寧に描いてくれていたが寄り添うまで共感出来ず、長編だった割に物足りなさが残った。
読了日:02月28日 著者:柚月 裕子

読書メーター

1月読んだ本まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1234
ナイス数:82

銀河鉄道の父銀河鉄道の父感想
どういった父親像が正解なのか、求められるのか。難題だと感じつつ読みました。父に対する賢治の心境は共感できる部分があります。政次郎は子宝に恵まれ大家族だったけど、自分の子供が二人も先に逝ってしまうのは気の毒。自分だったら辛い。子供たちがその人生を全うしたと感じられれば、少しは救われるだろうか。
読了日:01月31日 著者:門井 慶喜
屍人荘の殺人屍人荘の殺人感想
前評判、あらすじを知らずに読み始めたので、序盤から中盤にかけた展開には驚き、思わず笑ってしまいました。しかし、本作は評判通り本格的なミステリでしょう。些細な事かもだけど、女性のセリフが皆、男っぽくて違和感ありました。
読了日:01月22日 著者:今村 昌弘
ヒトラーの試写室 (角川文庫)ヒトラーの試写室 (角川文庫)感想
初めて読んだ作家さんですが構成が面白い。GHQの取り調べの際の主人公の回答が印象的でした。
読了日:01月14日 著者:松岡 圭祐

読書メーター

12月読んだ本まとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1501
ナイス数:134

おらおらでひとりいぐもおらおらでひとりいぐも感想
馴染みのない東北弁だが本書によって親しみが持てた。自分が年を重ねた時、自身とどう向き合うのか、どんな環境になっているのか分からないことだらけだ。しかし、桃子さんを知ったことで老いを悲観せず、ゆったりとした気持ちで応じることが出来るかもしれない。次作もぜひ読みたい著者。
読了日:12月27日 著者:若竹千佐子
森に眠る魚 (双葉文庫)森に眠る魚 (双葉文庫)感想
まだ幼い子供たちの子育て、受験に奮闘する母親たちのネガティブな心情に共感しつつ、女性たちに限らず、むしろ男性の方が拗らせていることがあるかもと思ったり。 自身にとって一大事でもまわりからすると日常の一部だったりする。どこかで開き直るなり、見切りをつけないと長いであろう自身の人生、生きるのに疲れちゃうよね。
読了日:12月16日 著者:角田 光代
さよなら妖精 (創元推理文庫)さよなら妖精 (創元推理文庫)感想
タイトル通りにはなかなか「さよなら」出来ず。読み終えた後も本書の世界から戻れなかった。漠然と読んでいた様々な描写が終盤に全てかみ合った時、視界が拓けたような感覚。読むのしんどい作家だけど、やっぱり凄い。面白い。
読了日:12月08日 著者:米澤 穂信
マスカレード・ホテル (集英社文庫)マスカレード・ホテル (集英社文庫)感想
終盤まで犯人が絞り込めず展開を楽しめました。ホテルマンを介した人間模様や仕事観についても多様性が感じられ、面白い読み物でした。
読了日:12月01日 著者:東野 圭吾

読書メーター

2017年読んだ本ベスト

2017年は53冊読みました。

イノセント・デイズ (新潮文庫)その中で特に印象に残ったのはイノセント・デイズです。他の方々のレビューを見ても、読後感について語られている方が多かった印象です。主人公の人生というか、「生」に多くの方が執着したから、と言えるのでは。それはこの作品のもつ力だったのでしょう。

『図書館の魔女』は久しぶりにのめり込めそうなファンタジーで今後の楽しみです。

騎士団長殺し』『私を離さないで』も読書体験ならではの贅沢な時間の過ごし方を提供してくれた作品でした。

2018年も読書を楽しみたいと思います。

11月読んだ本まとめ

11月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1362
ナイス数:97

僕はロボットごしの君に恋をする僕はロボットごしの君に恋をする感想
全てが雛形通りの印象で白々しく感じてしまった。最後まで物語に入り込めなかった。何故だろう。
読了日:11月02日 著者:山田悠介
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)感想
一見回りくどい言い回し、淡々とした描写で読み進めるのが困難だったが、途中からはこの物語に合っていると思い改めてからは世界観や人物像もリアリティを感じた。結論めいたものはあるが、それをどう感じるかはその時々で揺れ動きそうで感想としてまとめるのは難しい。これは中々に面白い読書体験だった。
読了日:11月15日 著者:カズオ・イシグロ
ダブル・フォールト (集英社文庫)ダブル・フォールト (集英社文庫)感想
駆け出し弁護士の主人公視点で裁判や法曹界が書かれるので法廷闘争以外でも新鮮な気持ちで読めた。クライマックスの黒幕登場は少し強引だけど、展開を考えると仕方ないかな。思いのほか楽しめた一冊。
読了日:11月22日 著者:真保 裕一
たった一言で人を動かす 最高の話し方たった一言で人を動かす 最高の話し方感想
読んでよかった。似た本はあるが簡潔にまとめられている。手元において時折読み直そうと思う。
読了日:11月24日 著者:矢野 香

読書メーター

10月読んだ本まとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1268
ナイス数:161

氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)感想
頁数の割に読み進めるのに時間がかかる印象の作家ですが、間合いというか表現が独特で楽しいひとときを過ごせます。近々映画が公開されますが、そもそも映像化しなくてもキャラが十分魅力的ですね。
読了日:10月27日 著者:米澤 穂信
アンフェアな国アンフェアな国感想
シリーズものだと思いますが、本タイトルが初めてです。淡々とした印象を受けますが読みやすくて良いです。けど「!」が多用されるのは少し違和感というか残念な気がしました。そこを描写してこそ小説なんじゃないかなーと。
読了日:10月27日 著者:秦 建日子
ルビンの壺が割れたルビンの壺が割れた感想
帯のキャッチの煽り方から期待すると肩透かし食らう奴だと思って読んだので良かったです。文学として描写を楽しむ要素がなく、パッチンガム的な奴なのでネタバレ厳禁にするしかないですよね。
読了日:10月14日 著者:宿野 かほる
ケモノの城 (双葉文庫)ケモノの城 (双葉文庫)感想
描写、展開が残酷すぎる一冊。ただ、こういった事が日常に潜んでいるかもと思わせる。よくここまで書いたなと関心するが、落としどころのもどかしさはもう少し救いが欲しかったような。
読了日:10月05日 著者:誉田 哲也

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