まこブログ

我が家の猫、読書、料理の話題を中心に投稿します。

10月読んだ本まとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1268
ナイス数:161

氷菓 (角川文庫)氷菓 (角川文庫)感想
頁数の割に読み進めるのに時間がかかる印象の作家ですが、間合いというか表現が独特で楽しいひとときを過ごせます。近々映画が公開されますが、そもそも映像化しなくてもキャラが十分魅力的ですね。
読了日:10月27日 著者:米澤 穂信
アンフェアな国アンフェアな国感想
シリーズものだと思いますが、本タイトルが初めてです。淡々とした印象を受けますが読みやすくて良いです。けど「!」が多用されるのは少し違和感というか残念な気がしました。そこを描写してこそ小説なんじゃないかなーと。
読了日:10月27日 著者:秦 建日子
ルビンの壺が割れたルビンの壺が割れた感想
帯のキャッチの煽り方から期待すると肩透かし食らう奴だと思って読んだので良かったです。文学として描写を楽しむ要素がなく、パッチンガム的な奴なのでネタバレ厳禁にするしかないですよね。
読了日:10月14日 著者:宿野 かほる
ケモノの城 (双葉文庫)ケモノの城 (双葉文庫)感想
描写、展開が残酷すぎる一冊。ただ、こういった事が日常に潜んでいるかもと思わせる。よくここまで書いたなと関心するが、落としどころのもどかしさはもう少し救いが欲しかったような。
読了日:10月05日 著者:誉田 哲也

読書メーター

9月読んだ本まとめ

9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1533
ナイス数:137

光秀の定理 (角川文庫)光秀の定理 (角川文庫)感想
光秀を描く距離感がいい塩梅。愚息が最後に語る、時代の変化に対応出来ないと生き残れないが、機敏すぎるのも節操がない…は風刺が効いてますね。ビジネス書とか成功者って大体「変化に対応」を謳いますから。
読了日:09月28日 著者:垣根 涼介
騙し絵の牙騙し絵の牙感想
「罪の声」「ともにがんばりましょう」で好きになった作家。これに大泉洋が絡むというワクワクが止まらない設定ですぐ購入して読み終えた。終盤とそこまでのテンポ感のギャップがしっくりこなくて消化不良だけど、大泉洋のキャラクターを感じさせる描写、出版業界の動向もリアリティがあって楽しめました。
読了日:09月19日 著者:塩田 武士
日航123便墜落の新事実  目撃証言から真相に迫る日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る感想
私が小学校低学年の時、起きた事件だ。夏休みに遊びに行ったばあちゃんの家で、生存不明者のテロップがひたすら流れるのを見た時、とても怖いと感じた。この本を読んで当時とはまた別の意味で不気味なものを感じた。
読了日:09月16日 著者:青山透子
誉れ高き勇敢なブルーよ (講談社文庫)誉れ高き勇敢なブルーよ (講談社文庫)感想
サッカーファンタジー、ミステリーかな。サッカーをあまりしらない自分でも戦術やテクニックなどのサッカーネタを楽しくサラッと読むことが出来ました。
読了日:09月16日 著者:本城 雅人

読書メーター

8月読んだ本まとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1629
ナイス数:128

敵の名は、宮本武蔵敵の名は、宮本武蔵感想
この作家の短編のつなげ方には「宇喜多の捨て嫁」で驚かされたが本作でもらしさが出てますね。ただ、少しアクが強くて飽き易さに繋がるのかも。
読了日:08月01日 著者:木下 昌輝
あとは野となれ大和撫子あとは野となれ大和撫子感想
全編を通して芝居じみた描写にしっくりこず…。最後まで読み流す感じでした。バタフライ効果については考えされられたけど、それも何か尻すぼみでした。
読了日:08月14日 著者:宮内 悠介
月の満ち欠け月の満ち欠け感想
描写は嫌いじゃない。好感が持てる。だけど、人、時間、場面の移り変わりが激しすぎて気が散ってしまった。もうちょっとで自分の中ではいい塩梅になりそうな物語だった気がするので、ちょっと残念な読後感。
読了日:08月19日 著者:佐藤 正午
絶叫 (光文社文庫)絶叫 (光文社文庫)感想
どこまでも落ちてゆく主人公、主人公の死の真相をおう刑事の自身への追い込み方、どちらも息苦しく閉塞感が強い。二人と近い年の自分としては、他人事として読むのが難しかった。ミステリーとしては良いが、爽快感はゼロ。
読了日:08月31日 著者:葉真中 顕

読書メーター

7月読んだ本まとめ

7月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2171
ナイス数:186

余命10年 (文芸社文庫 NEO こ 5-1)余命10年 (文芸社文庫 NEO こ 5-1)感想
入院中の主人公の感情の描き方に引き込まれました。入院をしたことのない自分には分からなかった感覚で、新鮮かつ、明日は我が身かとも…。主人公の決断、意志の強さに感動しました。そして神童もよく頑張ったよね。
読了日:07月28日 著者:小坂 流加
BUTTERBUTTER感想
登場人物、舞台転換が多く、落としどころが読めずに楽しめました。人生、七転び八起き。そう思って頑張りましょうかね。
読了日:07月24日 著者:柚木 麻子
定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)感想
薦められたので読んでみたが、自分の事にもかかわらず「定年後」を漠然と捉えていた、いや、何も捉えられてなかったとショックを受けた。答えは見つけられてないが、向き合っていかなくてはならない。
読了日:07月18日 著者:楠木新 著
少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)感想
なんとも掴みどころがない、ふわっとした具合。少年時代の思い出が、こんな感じと言えばそうか。
読了日:07月12日 著者:岩井 俊二
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? (角川文庫)打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? (角川文庫)感想
文章的にはパッとしませんでした。さらっと読み流せた感じ。映像化でどうなるか…。
読了日:07月10日 著者:大根 仁
図書館の魔女 烏の伝言 (下) (講談社文庫)図書館の魔女 烏の伝言 (下) (講談社文庫)感想
ファンタジーものってあまり得意じゃないけど、「図書館の魔女」は評判が良さそうだったので2冊で済む「烏の伝言」から手に取りました。世界観、特に独特の言い回しに戸惑った分、一旦慣れてくるとクセになりそう。少しの後悔は、先に出た4冊を先に読んでたら、もっと楽しかったかも。
読了日:07月08日 著者:高田 大介
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
読了日:07月04日 著者:加納 新太

読書メーター

6月読んだ本まとめ

6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1568
ナイス数:121

リバース (講談社文庫)リバース (講談社文庫)感想
ドラマを見てから読みました。嫌いじゃない作家ですが、今回はしっくり来ませんでした。ドラマはお約束的な感じがありますが、優しい終わらせ方で、それはそれで良かった。
読了日:06月30日 著者:湊 かなえ
図書館の魔女 烏の伝言 (上) (講談社文庫)図書館の魔女 烏の伝言 (上) (講談社文庫)
読了日:06月23日 著者:高田 大介
やめるときも、すこやかなるときもやめるときも、すこやかなるときも感想
最後まで煮え切らないと感じながらも主人公二人の心理描写には共感できました。一定の温度間、距離感で語られる物語でこういった切り口もたまには良いなと。
読了日:06月12日 著者:窪 美澄
ともにがんばりましょう (講談社文庫)ともにがんばりましょう (講談社文庫)感想
「罪の声」で興味を持った作家です。本作も読みごたえがありました。「罪の~」はシリアス一直線、こちらは笑いがあり気楽でした。この作家は最後を綺麗にまとめすぎるきらいがあるのかも…だけど、経過の描写、掘り下げ方に好感が持てるので、嫌な感じはありません。仕事でたくさんメールするけど、自分も「ともにがんばりましょう」入れてみたいな。キャラ違いだけど。
読了日:06月06日 著者:塩田 武士

読書メーター

5月読んだ本まとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:3299
ナイス数:179

青の炎 (角川文庫)青の炎 (角川文庫)感想
「瞋りの炎は際限なく燃え広がり、やがては自分自身をも焼き尽くす」事になる…、客観的、道徳的にはこれに尽きるんだろう。が、主人公の心理、特に犯罪を犯してからの描写は心に響いた。冒頭はいちいち「あだ名」や「作戦名」で言い換えられるのが面倒だったが、慣れると気になりませんでした。心がやんでる時ほど逆に読み時な一冊かも。
読了日:05月09日 著者:貴志 祐介
ナオミとカナコ (幻冬舎文庫)ナオミとカナコ (幻冬舎文庫)感想
完全犯罪なんて、まあ難しいよね。 中国人の描き方が好意的ですね。不愉快さは無く面白い。 彼女たちの今後、関係者を考えると何も解決してない結末ですが、そこまでの展開はなかなかスリルと気味悪さが癖になって頁が進みました。
読了日:05月15日 著者:奥田 英朗
イノセント・デイズ (新潮文庫)イノセント・デイズ (新潮文庫)感想
久しぶりに心を揺さぶられた一冊。最後の辻村さんの解説まで読んでほしい。
読了日:05月18日 著者:早見 和真
スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
情報セキュリティの意識を高める一冊として読みました。ストーリーは好きになれない気持ち悪さがあったけど、最後に作者の良心を感じられて少しホッとしました。
読了日:05月22日 著者:志駕 晃
いのちの車窓からいのちの車窓から感想
雑誌を眺めるような感じで気楽に読みました。そんなとても楽な気持ちにさせる話題、文章です。今まで特に思わなかったんですが、特異な方で今後は、気にしていこうと思います。
読了日:05月23日 著者:星野 源
アキラとあきら (徳間文庫)アキラとあきら (徳間文庫)感想
主人公の幼少から成人時代まで大河ドラマのように描かれ、飽きることなく読み進められる。池井戸作品て言葉や展開がキツイ印象があるけど、これは行儀の良い方の物語。
読了日:05月29日 著者:池井戸潤
代償 (角川文庫)代償 (角川文庫)感想
かなり趣味の悪いムカムカする展開で、どこで底を打つのかが気になって一気に読んじゃった。読後感はそこまでじゃないけど、胸糞ミステリ好きにおすすめです。
読了日:05月31日 著者:伊岡 瞬

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