2月読んだ本まとめ
2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1103ページ
ナイス数:91ナイス
蜜蜂と遠雷の感想
ピアノのコンクールに関連した人々の物語。予選から描かれているのため、たくさんの出演者と課題曲が登場する中、音楽を言葉でどう表現されるのか興味津々でした。そして、引き出しの多さに感心しました。が、終盤にもっと盛り上げて欲しかったなぁ。…まぁ少し物足りないぐらいなのがちょうど良い塩梅なのかもしれませんね。
読了日:2月28日 著者:恩田陸
サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福の感想
乏しい知識によって作られた自身の先入観、固定観念が覆された感じ。しかし、人類の歴史って侵略の歴史ですね。
読了日:2月24日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
読了日:2月7日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
読書メーター
1月読んだ本まとめ
2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1500ページ
ナイス数:151ナイス
すべてがFになる (講談社文庫)の感想
セリフ、言い回しに印象的な物が多いと感じたが、ストーリー自体はもう少しまとめられなかったのかと。ミステリーだからヒントと考えたとしても、どうも肩透かしをくらった気分。いや、凡人の自分に天才の感性に共感できないだけかな。
読了日:1月12日 著者:森博嗣
また、桜の国での感想
ポーランドのことも戦争のことも、自分は何も知らないんだなと。人として誇りを持って死にたいなんて、自身の日常では考えるシーンが無い。悲劇に襲われる民衆の心理、この本を読んでもまだ物語だと捉えたい自分は平和ボケが酷い。どこかでしっぺ返しが来るのかもな。
読了日:1月21日 著者:須賀しのぶ
みかづきの感想
読んで良かった一冊です。戦中から現代までの教育、その中で奮闘する大島家の人々が描かれた長編モノ。冒頭の印象深いフレーズから楽しく読み進めた。中盤のちょっと引いてしまったがむしゃら展開は、終盤の大円団に繋がるのだと思っていたが、予想を超えた素敵なまとまり。「みかづき」の由来に触れられたシーンも良かったですね。爽やかな読後感です。
読了日:1月29日 著者:森絵都
読書メーター
2016年読んだ本ベスト5
2016年に読んだ本は67冊でした。特に良かったものを。
世界の果てのこどもたち:中脇初枝
それぞれの国の立場、正義の元に争いは起こるがその傷跡は計り知れないものだ。家族を守るため、酷ければ保身で人を傷つけてしまう己を改めて見つめ直すきっかけとなる作品となった。
徳川家康(26) 立命往生の巻 (山岡荘八歴史文庫):山岡荘八
山岡荘八が後書きで現世の泰平について触れているが、これが記された昭和42年から50年ほど経った今では道はさらに険しくなったと感じる。全26巻を通じ、自分自身への厳しさと忍耐強さが伴わなければ、人に思いを伝えることは困難だと覚悟が必要というメッセージを感じた。
祈りの幕が下りる時 (講談社文庫):東野圭吾
ここ最近読んだ東野圭吾作品の中では頭一つ抜けた読み応え。結末自体はやりきれない気持ちが残るが真実に向かう過程が丁寧かつ面白い。また登場人物の心理描写にも共感でき、最後まで一気に読み進められた。共感できるからやりきれなさも感じるわけだけど…。あと、著者は原発に対し一家言あるのですね。
三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40):吉川英治
玄徳の死後、蜀を一身で背負った孔明。7巻、8巻はそんな彼の心情が描かれており、これまでの紙芝居的な本作品への印象が大きく変わりました。また、孔明死後のまとめ方にも納得がいき、この本を手に取ったことを幸運に思います。
罪の声:塩田武士
序盤はどうも煮え切らない感じで読みつかれたが、ひとつずつ真相解明へとピースがそろっていくような展開で、気付いたら興味深く読んでました。犯罪の動機、そして巻き込まれた子供たちを思うと辛い。この物語のように、せめて時効を迎えた犯人には、永遠の十字架を背負っていてほしいが、実際はどうなんだろうか。
直近で読んだ本が一番印象深くなってしまうものかもしれないが、「罪の声」はなんとなく書店で手を取った本で、読み始めと終わりで全く評価が変わった一冊。
ちょっと最後が綺麗にまとめすぎた感があるけど、そこまでの過程がこの作品の醍醐味でしょう。本屋大賞は取れないだろうけど、ノミネート作品ということで、しばらくは本屋で見かけることも多いのでは。私はオススメします。
ケンタッキーのビスケット風、スコーン
冬場はパンを作る気にならなくて、強力粉がたくさん余ってました。これをなんとかしたくてレシピを漁っていたらスコーンが良さそうだと。
また、ケンタッキーのビスケット風のレシピがたくさん出てきたので、やってみました。
強力粉って水分含ませると粘りが強くなってまとめるの大変だけど、打ち粉しながらまとめて、型で抜いてオーブン入れてしまえば、すぐこんな具合に。
メープルシロップかけて食べるとこれが美味い。
近所にケンタッキー無いけど、ビスケットだけならもう困らないな。
12月読んだ本まとめ
12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2126
ナイス数:165
三国志(7)(吉川英治歴史時代文庫 39)の感想
曹操をはじめ、関羽・張飛・劉備の死と一気にこれまでの主要人物が退場。孔明の南蛮遠征と出師では、先見の明、私欲に囚われない彼の生きざまに惚れ惚れとする。次は最終巻、どんな結末を迎えるか。
読了日:12月02日 著者:吉川 英治
三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40)の感想
玄徳の死後、蜀を一身で背負った孔明。7巻、8巻はそんな彼の心情が描かれており、これまでの紙芝居的な本作品への印象が大きく変わりました。また、孔明死後のまとめ方にも納得がいき、この本を手に取ったことを幸運に思います。
読了日:12月07日 著者:吉川 英治
罪の声の感想
序盤はどうも煮え切らない感じで読みつかれたが、ひとつずつ真相解明へとピースがそろっていくような展開で、気付いたら興味深く読んでました。犯罪の動機、そして巻き込まれた子供たちを思うと辛い。この物語のように、せめて時効を迎えた犯人には、永遠の十字架を背負っていてほしいが、実際はどうなんだろうか。
読了日:12月17日 著者:塩田 武士
あなたのための誘拐の感想
エンタメ作品として割り切って読んだけど、どうもチャラい。
読了日:12月24日 著者:知念実希人
十二人の死にたい子どもたちの感想
久しぶりの冲方作品。物語の進行、登場人物の描写が凝っていたけど、長編ミステリーというにはちょっとあっさりというか物足りなさを感じた。
読了日:12月30日 著者:冲方 丁
読書メーター
11月読んだ本まとめ
11月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2060
ナイス数:115
三国志(3)(吉川英治歴史時代文庫 35)の感想
呂布の最期、曹操の勢い、玄徳の猿芝居、敗走。曹操と関羽のやりとりは曹操の違った印象を持て、興味深く読んだ。張遼の存在も両者の関係に大きく寄与しましたね。ここまで玄徳に才を感じるシーンが少ないが今後いかに。
読了日:11月02日 著者:吉川 英治
三国志(4)(吉川英治歴史時代文庫 36)の感想
曹操は冷酷な面を見せつつも、郭嘉など忠臣に恵まれ、北方平定。なかなか優れた武将であり政治家だ。仁義にこだわる玄徳とたびたび描写があるが、どうも筋が通らない意固地な印象。この巻から諸葛亮孔明が登場するが、関羽、張飛、徐庶も含め、どうして皆、玄徳にそこまで惹かれたのか。この吉川英治文庫からは現時点では理解しがたい。
読了日:11月07日 著者:吉川 英治
三国志(5)(吉川英治歴史時代文庫 37)の感想
長坂橋での趙雲大活躍で危機を脱した玄徳。孔明の神がかり的な活躍で赤壁の戦いで実質大勝利。敗走する曹操が開き直る度にダメ押しが入った件はもうコント。周瑜が意固地で残念な描かれ方。本書では曹操は好かれる悪役を好演している印象。
読了日:11月12日 著者:吉川 英治
三国志(6)(吉川英治歴史時代文庫 38)の感想
吉川三国志は玄徳を一貫して優柔不断な将と描いている気がしてならない。曹操は年を取って妬みが強くなってきた。盛者必衰を感じる。
読了日:11月21日 著者:吉川 英治
青が破れるの感想
「文藝」にて読了。漢字の振り方が独特ですね。ボクシングなど新鮮な描写もありました。
読了日:11月21日 著者:町屋良平
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